『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』

平成二期の仮面ライダーでは、『フォーゼ』がいちばん好きなのですが、
映画では、『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』が
すごく作品としてまとまっていて良かったですね。
監督は後に『赤xピンク』を撮ることになる坂本浩一

脚本家・井上敏樹――『うる星やつら』も書いていた!

仮面ライダー』シリーズを語る上で欠かすことのできない存在が、井上敏樹という脚本家です。平成一期で関わった作品は、『クウガ』サブ、『アギト』メイン、『龍騎』サブ、『555』メイン、『剣』サブ、『響鬼』30話以降メイン、『キバ』メインと平成一期を支えてきたといっても過言ではありません。
それぞれの作品については、すでに多く語られていますので、あえて書きませんが、いろいろと見てきた印象としては、ゲストキャラを活かした、とても印象に残るエピソードを書いているという点です。
たとえば『クウガ』では、グロンギにあこがれる蝶野を登場させた13、14話、『剣』では、ギャレンになることをあきらめた桐生を登場させた17、18、19話など。
ゲストキャラを登場させて、二、三話で、重要なメッセージを残して退場させる――、そうした技術に長けていると感じました。

語ろう! 555・剣・響鬼 【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】

語ろう! 555・剣・響鬼 【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】

そして、『語ろう! 555・剣・響鬼』で明らかになったことは、『555』に出演した半田健人さんは『うる星やつら』のアニメの大ファンで、さらに井上敏樹は、その脚本をいくつか書いていた、ということです(笑)。
井上敏樹うる星やつら』脚本リスト
テンちゃんの不思議な恋の物語
ラムちゃん牛になる!?
原生動物の逆襲! プールサイドは大騒ぎ
人か鳥か? 豪華けんらん正義の味方!
死んだらあかん! 了子の特製ワラ人形!!
友引高校サバイバル! 生き残るのは誰だ!
魔境転生! ダーリンはなにを考えてるっちゃ!?
駆けめぐるコタツ猫! 何が何でも暖まる
退屈シンドローム! 友引町はいずこへ!?
謎の坊さん登場! 鐘つきバトルロイヤル
初恋ふたたび!? 昔に戻るかラムとレイ!!
大変! ダーリンに言葉が通じないっちゃ
怖い!! 終太郎の頭にタコがいるっちゃ!?
刺激的だっちゃ! 恐怖の頭上クーラー!!
夢みるテンちゃん! 虹のはてに大冒険!!
ダーリンがうちを好きだと言ったっちゃ
たまらないっちゃ! ランの意地悪大作戦

[映画]『赤xピンク』――桜庭一樹の初期代表作

『555』のヒロイン真理を演じた芳賀優里亜さんが性同一性障害
女の子を演じた作品。
低予算の上、プロットやアクション・シーンにもいろいろと
不満はあって、映画としては傑作とは言いがたいのかもしれませんが
終盤のファイトシーンからラストシーンまで、「悪くない」ですね。

『仮面ライダー555』――平成ライダーの傑作

昨年のニコニコ生放送で初めの五話をみた上で、全話見ようと思い選んだのが『555』でした。
巧、真理、啓太郎の三人のかけあいが、とても楽しく感じられたからです。
そして、DVDを借りてきて、有名な8話まで見たら、もう止まらなくなってしまいました。
私にとっては、木場勇治が二号ライダーに思えてなりません。