『ルパン三世』――悪くないおもしろさ

小栗旬ルパン三世黒木メイサ峰不二子を演じる『ルパン三世』が公開されました。

私は、映画は予告編の出来で判断することが多いのですが、この予告編を見たときに、「意外といけるかも?」と思いました。布袋寅泰が作曲した新しいメイン・テーマも気に入りました。
まあ、傑作と言えるかは微妙なところもありますが、ゆる〜い無国籍アクションの娯楽作品としては楽しめました。
そもそも、アニメの『ルパン三世』シリーズ自体、一部のTV作品や映画の評価が高いだけで、アニメの楽曲も含めて、そんなに大事にすべきもんかな? と思ってましたので、この実写版は、「新しいルパン像」を刷新するのにいい機会だと思いました。
黒木メイサ峰不二子も良いですよね。レザー・ジャケットを着て、バイクを乗り回し、ロケット・ランチャーをぶっ放す不二子は、漫画や初期アニメのイメージに近いと思います。
なにより、小栗旬が演じたことによって、ルパンが不二子に惚れてる感じが、戯画的ではなく、人間味とともに、初めて理解できたような気がしますね。